ピラティスをはじめるあなたに

皆さんは日常の動きを意識して動いていますか?大体の方は歩行する、家事をするなど日常の動きは無意識で動いているかと思います。

体幹がうまく使えない方は、自分なりの使い方で身体の動きを行なっています。使われるべき部分が反応してくれないと、それを補う為に別な部分を過度に使い続けなければいけない状態。長年の繰り返しでその部分の筋肉が硬くなり、関節の可動範囲が少なくなったり、硬くなった筋肉にひっぱられて歪みが生じたりします。筋肉が硬くなる事で血流が悪くなり、色々な不調を感じたり、進んでいくと痛みを感じたりすることも。

今の世の中には情報が溢れ、色々な体幹トレーニングやエクササイズを試してみることが可能です。エクササイズの形をする事だけで体幹の強化になると思いますか?
わたしたちはトレーニングなどで強く身体を使おうとした時、身体を固める事で体幹をしっかり使ったと勘違いしてしまいがちです。
体幹を固めると、四肢の動きがスムーズに動かない感じがしませんか?
ちょっとの動きでバランスが崩れてしまいませんか?

例えば、腹筋にぎゅーっと力をいれてみてください。
背骨や関節の隙間が狭くなるので、腕が開きづらくなったり背骨がのばしずらくなりませんか?

ピラティスは筋肉を単品で鍛える筋トレとはまったく反対のエクササイズです。

ピラティスは安定させる(バランスをとる)筋肉と、動かす(バランスに対する抵抗)筋肉の両方に意識を向けて全身のつながりで動いていくエクササイズです。
全身を統合させて動けるようになると最大限に関節が広がり、身体全体が循環しめぐりがよくなります。

レッスンでは反復練習することで眠っている部分や弱い部分を目覚めさせ、使えるようにしていきます。
反復練習は無意識に間違った使い方をしている部分を、無意識に正確に使うために最も必要な事です。

身体が修正されていくその期間は人それぞれ違います。
人とは比べず、自分の身体に向き合って確かめて、弱い部分を知り、修正していくことで身体は変わりはじめます。

ピラティスを体験したら正しく身体を使えているかわからないと思う事があるかもしれません。
集中してレッスンを行っていくことで、身体が軽くなったり、今までと違う感覚が入ってくる時が必ずあります。
そうすると身体の可動域が増えはじめ、体調が良くなり、全身にしなやかな筋肉がつき、引き締まった身体に変わりはじめます。

自分の身体と向き合い、知っていくことは自分を労わる事に繋がります。
ピラティスを続けている方は、精神的に安定し、周りに振り回される事なく、気持ちが楽になってきているかと思います。気持ちの面でも凝り固まった心が緩み、今までとは違う目線で物事を捉えるようになってくる事と思います。

ピラティスの呼吸方法

ピラティスをはじめると、皆さん必ず言われるのが、「呼吸するのが難しくて…」。
呼吸の大切さはわかっていながらも当たり前のこと過ぎて重要視しなくなってしまっています。

産まれた瞬間から最期を迎えるときまで続ける呼吸。

呼吸は全身に酸素を送って代謝を高めるととともに、心臓や血管を鍛える役割を担っています。

酸素を取り込むための深い呼吸は脳を刺激して活性化させる効果やストレス解消に繋がります。
疲れているときほど深い呼吸をしなければいけないです。

そして、身体のバランスを取るためにも正しい呼吸を欠くことはできません。

ピラティスは深くゆっくりとした呼吸でおこなうエクササイズ。
 
そして、ピラティスの呼吸は胸式ラテラル呼吸と言われる特別な呼吸法です。

<吸気>
鼻から吸った息が、肋骨を横方向と後ろ方向に広がる感覚で呼吸します。胸やお腹に呼吸を入れるのではなく、背中の真ん中・肩甲骨の下からウエストにかけて呼吸を入れていきます。
<呼気>
息を吐く時は、広がった肋骨が身体の真ん中に向かって閉じていくような感覚でゆっくりと口から吐いていきます。

この呼吸法は、肋骨を持ち上げる胸式呼吸と、横隔膜を十分に動かし呼吸をする腹式呼吸の良いところ取りをした特別な呼吸法—Lateral Breathラテラル(横方向)呼吸と言われています。

ピラティスの呼吸は朝1番にすると身体が目覚めて、気持ちいいスタートを切ることができます。

ピラティスをはじめるにあたって、エクササイズを家で練習する事は難しいかもしれませんが、毎朝、意識的に呼吸する事はできるかと思います。

ぜひ、ピラティスの呼吸法を毎朝の日課にしてみてください。

背骨が自然と伸びて、コアが入る感覚がよりわかるようになり、頭が軽く感じてきますよ!

ピラティスでなにより大事な事は、呼吸をして、身体全体を循環させて、全身のつながりで動いていくこと。
身体が変わっていく楽しさを一緒に体感しましょう!